2011年7月15日金曜日

今月19日から3ヶ月ほど中国に行きます。

 
より大きな地図で 彷徨い を表示
行く予定の場所:内蒙古、宁夏、甘肃、青海、チベット、四川、贵州、广西、云南、广州、香港、上海、北京

今回の目的は以下の3点です。
・思想整理
・研究計画
・仕事・プロジェクト

思想整理
 (モバイル時代の)国家-社会関係の変化に興味があるので、この分野において前例のない社会実験が行われている中国で、思想に耽りつつ整理していきたいと思っています。twitterとかblogで情報発信できたらと思っています。

研究計画大都市民工mobileSNS使用による権利主張と行政府対応)
 今年の12月中国の大学院(北京/上海/香港)にアプライする予定なので、教授訪問や研究計画への理解度を深めてこようと思います。集合行為論的、コーポラティズム的観点(概念定義が曖昧ですが)orその他の観点から捉えるのかはまだ決めきれず、落とし込めるかもわからないのですが、友達や中国版twitterとfoursquareで知り合った民工の部屋に泊まりながら、調査をしてこようと思います。


プロジェクト・仕事
 今後数年で農民工の3Gモバイルユーザーが爆発的に増えると予想しており、彼らへのサービスの幅が広がるので何かプロジェクトが出来ると考えています。(特にインターンや民工子女を含む教育関連で)もちろん外国人でなくても公的関連の領域に参入するのは難しいのですが、その可能性について少しみてこようと思っています。関連企業の方にも会えたらなと思います。

色々な方と現地でお会いできたら嬉しいです!何か面白い情報があったら教えて欲しいです!


2011年7月14日木曜日

シェアハウスの可視化サービス

ストロングリレーションとサービスでも書いたんだけど、(興味分野の一致と濃厚な時間をある一定の期間共有することによって出来る)ストロングリレーションを様々な人と創っていくことは、今後生きて行く中で重要だと思う。

加えて、人々の生活スタイルは徐々にSocimobiler化(≒デジタルノマド化)すると思っている&自分自身こういう生活が好きなので、これが特に泊まる場所で創られて、しかも価値を生み出せるようなサービスがあればいいなーとこの数年間ずっと考えていた。

確かに今のサービス(CouchsurfingTwitter)では、知り合い以外でその場で興味分野の一致した人を探して泊まり、またお互いのスキルを活かして、新たな価値を生み出したりすることは難しいんだけど、今後の時代を考えたらこういうマッチングも出来るし、結構望まれるんじゃないかなと思う。

具体的には、モバイルで
 1.宿泊を兼ねた協働作業スペースや泊まれるシェアハウスの可視化
(住人のニーズ/能力/興味分野も可視化)
2Socimobilerは能力/興味分野を登録し、泊まりたいエリアで検索
3.双方合意を取り、現地でチェック。この際付近にいるor泊まっている人も可視化
(能力や興味によってただで泊まれたり、何か協働プロジェクトを始めたり、イベントも可能)
 ※このサービスで出会ったorすれ違った人の動向はエリア検索時にモバイル上に表示される
 →もう一回会いに行くほどではないけど、面白いと感じた人と会うチャンスを逃さないために。
 みたいなサービスなのかなーと思いました。

数年後には創られてるかもしれないけど、今欲しいな。
 東京とか京都はそうなんだけど、香港とかシンガポール、バンコクとかにも広げられそうだし。ビエンチャンとかソウルに自分でシェアハウス作ってやるのもいい。この辺に個人通貨を絡めていけるともっと面白そうだな。

2011年7月13日水曜日

個人通貨創ってみたいなー


インフレーションをどうにか出来ないのかなーと最近よく考える。不況を引き起こすのもそうだし、その過程においても多くの人を苦しめるから。ラオス人なんて首都に住んでてても自分で米作ってる人いるし。まああれにはびっくりしたけど(笑)

インフレーションと政府

ただ財政、金融政策(政府と中央銀行)の結婚という弊害から、大部分の国では、インフレーションが起こらざるを得ない気がする。だってさ民主主義体制では、みんな自分の生活が良くなるために投票するんでしょ。それで当選した政府は、中央銀行に圧力と国債発行で支持してくれた人たちのところに貨幣を投入する傾向にある。これが教育や医療とかに雇用とイノベーションを引き起こすような形で落ちて、もの・金・人の流動性を確保出来ればまだいい。だけどこういう部門は大部分の人にとって痛みを引き起こし、短期的利益がほとんどない(いやだからイノベーション分野なんだよ。)ものだから反対が多いし、そもそもそこを支持する層は政府を当選させづらい。

まあ善意の独裁とかだと、ある程度公平になるとおもうんだけどね。(開発独裁の初期とか)

で、この恣意的な財政投入が既存分野に偏よると、それで市場が誤って反応し、実体経済を乖離して需要が全くないのに、インフレーションへの期待感が期待感をうむ。そして、極度のインフレーションに陥り、最後は長い不況に陥る。(ここまで僕の勝手な解釈)

個人通貨創ってみたいなー。

仮にそうだとして、じゃあインフレーションが起こらないようにするにはどうしたらいいのかって考えてみた。で着想段階なんだけどさ、もうそろそろ個人が通貨(通用性のある何か)を作ってもいいんじゃないかなと思う。

だってもう現存の国民通貨なんかより個人自体を信用してる人ってけっこういるんでしょ。あいつのためなら金は払うとか、無利子で貸すとかさ。これって国民通貨よりその人自体が価値あるってことでしょ。だったらその信用されている個人(自分のサービスとか情報がある)が1000ペリー(ペリーは任意)って紙幣をつくって円との交換比率を11(変動性で商品バスケット)にするって言ったら、その個人に保証された紙幣の方が欲しいんじゃない?それが助けにもなるし。 

こういうのの何が良いって、現存通貨じゃ評価出来ない分のサービスや情報(特にイノベーション分野)を信用という形で可視化出来てるのとインフレーションを起こしづらいってことかな。

例えば、信用(自分のサービスとか情報の強度)が増えれば流通量が増し、それにより信用が更に増えるので自分のやりたいイノベーションを自分の能力で回すことができるし、一方、個人通貨でインフレーションを起こす(過度に或いは適当に情報やサービスを提供し続ける)と、自分自身が信用不安を起こし、価値の低下と共に他の個人通貨との競争力が下がるって自分自身でわかってるから、結果安定して、保有者にとって安定資産になるし。

別にこれは国内だけで使う必要ないし、海外に面白い友達いれば、その友達と使用範囲広げてもいいと思う。世界の友達同士で使えるようになれば、ゆくゆくは外国為替の不安定さとかも関係なくなるしね。

いやー、こういう実験やってみたいね。例えば、100人くらいの友達の間でもいいんだけどさ。自分のモチベーションにもなるし。

まあ経済とかど素人なので穴だらけの妄想なんだけど、やってから得ることも多いので。

2011年7月12日火曜日

イベントに行って感じること。


最近、主催者と参加者のイベント目的の不一致ってよく起きるなーと感じる。こういう考えでこのイベントに来たのに実は全然違った-、みたいな。もちろん良い意味で期待を裏切られたっていうこともあるんだけど、たいていはその逆。

これってよく主催者側の情報の出し方の問題だと言われがちだけど、実は参加者側の問題が大きいと思う。確かに主催者の情報の出し方が不適切で、誤って認識してしまうということもあると思う。ただ情報なんてたいてい受けての認識の問題で、参加者が一度認識した情報を自分に都合の良く、勝手に脚色していることが問題だと思う。
 
例えば、ソーシャル○○ってイベント最近良く見かけるんだけど、この曖昧な言葉が参加者を混乱させるのは確かだと思う。ただ、そんな混乱は実は一瞬で削除され、勝手にこの言葉を自分流に解釈してしまうだろう。自分が聞きたい情報という形で。だからもちろん主催者との目的の不一致は起こるし、参加者同士の目的の不一致も起こる。(認識レベルが違うんだから)これほど双方にとって寂しいことってないよね。一生懸命準備してくれた主催者にも悪いし、自分自身にも悪いし。

もちろんこの不一致を完璧になくすことは不可能だと思うけど、溝を狭めることはできるとおもう。主催者側はtwitter等でアクティブな情報を流し続け、同時に参加者の嗜好性を把握する。参加者は逆のことをし、参加者同士ネット上で交流するなどは良い対策のように思える。余りに溝が深い場合はイベント構造自体考えてもいいと思う。
どれだけ人数増やしたなんてもう時代遅れだと思うけどね。全然薄い繋がりで終わっちゃうからさ。

ストロングリレーションとサービス

これから20年生きて行くためには心底話せる(ストロングリレーション)仲間を創ることが重要だと思う。on/offlineの緩い関係の人ともいいんだけど、結局最後に心の支えになってくれたり、化粧を落として呼吸をさせてくれるのはこの層なんだよな。

こういう仲間を創るためには、やっぱ濃密な場面を共有することが一番だと思う。例えば、一緒に旅行に行ったりとか、プロジェクトを一緒に創ったりとか、学び合ったりとか。(シェアハウスはこういう空間が訪れやすいのかな。)
ただ一つの場面だけじゃだめなんだよね。すぐ心のなかから無くなっちゃうから。それが断続的に続くと「心底話せる」ようになるんだと思う。こういう人達のことは信頼できる。
でもよく考えてみると、こういう機会って人生の中でなかなかないし、自分で創りだそうとしても難しいんだよな。濃密な場面は自分だけじゃ創り出せないし(相手の状況にもよる)相当コスト高いし。facebookとかtwitterはこの部分弱いんだよな。てかtwitterメディアだし。

だからこの数年はこういう関係を自然に創り、活用出来るようなサービスがどんどん創られるんだろうな。人びとはmobile化していってるっていうことも関連付けて考えると更に面白い。 (何か中国農民工の研究より面白そうだな笑)