2010年12月15日水曜日

極東アジア80年代生まれの重要性


とあるシンポジウムの縁から慶應SFCに留学中の復旦大学国際関係学修士の学生と先日お会いした。

日本で国際関係を学んでいるだけあって感情論に偏らずバランス感覚を持って話すことが出来る人であり、計画中の※極東アジアユースネットワーク(仮名)について意見が聞いてみたかったからだ。
※主に日中韓の20代前半の学部/学院生・若手研究者が集まり、極東アジアの政治・経済・歴史において、共同認識・ビジョンを描き、行動を起こすネットワーク。

彼女の意見は主に20代前半だけではビジョンはいいが力(勉強・実務)不足なので、社会に出て問題意識を持った30歳前後も加えるべきというものであった。

確かに20代前半だけで括る必要性も無いと思うと同時に
極東アジアにおける80年代生まれの重要性」という言葉が頭の中に降りてきた。

良く考えてみると80年代生まれは
・中国と韓国では初めて学生時代に言論の自由が享受できた
・アジアのグローバル化を知覚した(90年以降)
・極東政治システム(日中韓のバランス変化)と歴史に影響を受けた
世代であり、新たな日中韓関係の第一世代と言える。

60年代~70年代の正常化問題や極東アジアにおける日中韓関係の再定義において、次世代への影響を与える80年代生まれの重要性を再認識する一日となった。

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