メコン地域における日中協力の有効性について
結論から言うと、有効であると思う。
例えばGMS(大メコン圏)経済協力において日中は協力すべきであると思う。
※アジア開発銀行(ADB)の提唱で92年から始まったメコン河流域
(ミャンマー・タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム・中国雲南省・広西チワン)
に対する経済協力プログラム。
GMS経済協力には主要プロジェクトとして3つの経済回廊がある。
(南北回廊「昆明-バンコク」・東西回廊「ダナン-モーラミャイン」
・南部回廊「ホーチミン-バンコク」)南北回廊は中国、東西・南部回廊は日本が中心となって進められ、同地域において日中の主導権争いが起こっている
確かに回廊ごとに目的が違うのはわかる。
ただ地域全体の産業体制を考慮した上で
システムの統一化された経済回廊を日中で作っていった方が
地域にも日中にも利益になるのではないか。
現状3つの経済回廊の相乗効果は少ないように感じる。
例えば現状3つの経済回廊では無理でも
計画予定の※南寧-バンコクルートで協力出来る事がある。
※南寧-ハノイ-デンサワン-サワナケット-バンコクのルート
広東・南寧に輸出産品は多くある。だが現状の昆明~バンコクルートでは
昆明までの時間・金のコストがかかるため建設予定。
計画中のルートは途中ほぼ東西回廊と同じ道を行く。
今後経済回廊を作る上で2つの点が必要不可欠となる。
・地域環境への対応(住民移転や環境問題)
・ソフト面での回廊システムの確立
(人材育成、ワンストップ(手続き時間短縮)や経済特区のシステムづくり)
そこでこのルートを※グリーン経済回廊として
日中協力で作ってみてはどうか。
※造語。地域の環境に考慮した道路建設や投資を持った回廊と定義。
またその際南寧-バンコク区間の東西回廊ルートは共有してみてはどうか。
日本のソフト面での援助により
・地域環境への対応
・回廊システムの強化
が想定される。
また各国において日中協力は以下の利点がある。
日本:地域環境対応への評価。東西回廊活用によるラオス活性化。
日系輸出企業の進出。
中国:地域環境対応への評価。広東西回廊分の費用軽減。
回廊システムの強化。
ラオス:サワナケット経済特区の活性化。日系企業の進出。
(労働集約型産品(生活用品・部品)のバンコク・ハノイ・※広州への輸出)
広東省においては「※ルイスの転換点」を超えつつあり、
労働集約型の工場が難しくなってきているため、輸入が必要。
※工業化の過程で農業部門の余剰労働力が底をつくこと。
その他例えば自動車や家電製品に関しては、
部品ラオス-組み立てベトナム-輸出広州のルートが見えてくる。
また現地の日中企業は時に競合・協力し合いながら活動しているので、
システムの融合化された経済回廊における両企業の提携もありうる。
その上問題のラオスにおける通過コストも経済特区活性化により防げる。
ただ懸念点としてまだ時間に対する金額的コストが高い場合が挙げられる。
しかしそれも今後位置情報サービスなどの発展に伴い、
広州-バンコク間を走行予定or走行中の貨物を認知→料金を払い途中ラオスから乗るなどのサービスを展開すれば解消されうる。
確かに以上のような考えが必ずしもうまく行くわけではない。
ただ少し考えただけでも、これだけアイディアが浮かぶのだから、
日中協力による地域・日中Win-Win関係は構築できると思う。
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